零戦編W
Mitsubishi(Nakajima)Type Zero Carrier Fighter
参考資料、協力作画等、協力大歓迎掲示版に書き込まれた記事や、
発表したい方々の希望をかなえたいと思いこのコーナーはあります
又、本等の記事等参考に簡単にまとめました
皆さんの意見でこのページはできています、
だだ、私管理者の勘違い等がありますので間違い等見つけられたら
掲示板等でご連絡いただけたら幸いです、今後ともよろしくお願します。
零戦三二型  二〇四空所属機
 当機のラバウル東飛行場にて撮影された写真は、
よく雑誌などに掲載される零戦三二型の写真として有名な一つである。
二〇四空の零戦は、当初全面グレーの機体であったが、
ラバウルにて機体の上側面が緑色に応急迷彩されたため、
まだらな仕上がりとなっている。

二〇四空の胴体縦帯が赤色であった事は、当時の関係者の証言からはっきりして
いる。
なお、当機に搭乗された方によると、2号銃(長銃身の20mm機関砲)が装備され
ていた。

情報、監修、解説、道草、優一郎さん
作画、管理者
2006年3月15日
零戦五四型試作機
 



 事のおこりはジムさん投稿の写真がきっかけなんですけどね。
http://www.jaircraft.org/smf/index.php?topic=8434.0
異様に太くテーパーの強いスピナー。
ふっくら膨らんだカウリング前方とエアインテークの開口部…
既存の零戦とはあきらかに違う機首まわり。
機体そのものは52丙型に準じており、なんら特別な変化を感じないが、
この機体は五四型試作機の可能性が高い。

試作一号機か二号機か判断はしかねるが、尾翼に書かれた「29」はおそらく製造番号末尾だろう。
だとすると製造番号は「5729」あるいは「5829」あたりか。

掘越技師が切望した金星搭載最終形態の妙です。
金星62型は栄31型に比べて直径にして約100mm大きくなり、
全長も少し短くなったのは衆知。
一番の特徴はスピナー。特徴あるスタイルになり凄みを感じます。
本来の気化器空気取入れ口の形状も52型旧来の機構ではまとまらず、
無理を承知の上での設計は見事なまでにまとまりを見せるのはさすが。
しかもこのイラストから分るように、なんら前方視界に対しても遜色はない。
さすれば近年の書物の中での54型はいったいなんだったのか…?
掘越技師が携わっていたら間違い無くノーを下したであろう。
摩訶不思議な54型写真の真相はどこにあるのだろうか?


近年、雑誌で掲載されている写真や図面の真偽は分かりませんが
、カウリング上部に空気取り入れ口を設置するには、
設計側及び用兵側のパイロットにしてもマイナス要素が多過ぎる。
離着陸時等の機体水平時における前下方視界の不良、
カウリング上部に空気取り入れ口を設置した場合、
形状抵抗の増加により有効馬力の損失により性能向上させるには、
余剰馬力の余裕が少ない。
そもそもスピナを大型の物を用いたのは、
雷電同様にカウリングからスピナ迄のラインを円錐形に近付ける事で、
有害な形状抵抗を減少させようとした意図が有ったと思えるが・・・。

52型極初期タイプ(三菱3950)    
   1978年、一人のアマチュア研究者によって発見された
集合排気管付きの52型写真は、
1980年刊の「丸メカニック・零戦」の巻頭を飾り、
一躍世界中に知られるところとなった。前例のない型式ゆえ、
当初は現地改修型だとか、折衷型だとか、様々な説が飛び交ったが、
その後複数の写真が発見され、
今では52型の極初期の生産機であると広く信じられているが、
研究は現在も続いている。
つい最近も「これら極初期型のカウリングは22型のそれではなく
52型と同じカウリングだ」とする一文が専門誌に掲載された。
これら極初期型の写真の多くは不鮮明なものなので
断定はしかねるが、
その中でも一番鮮明な三菱3950号(機番号・2-1××)の
写真で見る限り、明らかに22型と同じカウリングである事が判る。

上のイラストは、複数の写真から極初期型と推定したものである。
 ツー134  
   イラストの元になった写真は「日本海軍戦闘機隊」に掲載されている
杉野計雄氏提供の有名なものであるが、
1992年に御本人にお会いして確認したところ、
この写真は同書のキャプションのように
レイテ湾攻撃時(634空)のものではなく、
杉野氏が筑波空時代に撮影したものであることが判明した。
 よく見ると、
練習航空隊特有の燃料オクタン価を示すマーク等が見える。
 胴体日ノ丸内に記号  
   高名なエースでもある谷水竹雄氏によれば、
胴体日ノ丸内に記号と搭乗員の頭文字を大きく書くのは、
空母着艦訓練時に教官が各搭乗員の成績を記録する必要からである。
士官は丸の中に、准士官は三角の中に、下士官は山がけの下に、
兵は文字のみで区分した。
尚、上記のような理由から、これらの記号は主翼に記入することはない。

福のイラストは参考ですご了承ください。
   









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