343空編隊図
 
343空の元搭乗員だった方達確認
 
 
 
 三四三空 紫電改塗装図
 


川西局地戦闘機 紫電21型(N1K2−J)
Navy Kawanishi Intercepter Fighter Shiden 21kou(Shiden-kai)

紫電改 戦闘第301飛行隊
菅野直大尉機

 
菅野大尉の乗機を撮影した方の証言では、
F6FとF4Uの撃墜マークが5〜6個でB-29の撃墜マークが
機体に2〜3個描かれていたとの証言を頂い た。 
又、複数の搭乗員だった方からもA-15号機に描かれていた撃墜マークを
見たとの証言を頂いた事から、機体に撃墜マークを描いていたのは事実だと認めた。
 但し撃墜機数に関しては乗機を撮影した方と
元搭乗員だった方達との証言が若干違ってはいたが、
これは単純に機体に描かれた撃墜マークを目撃した時期が違っていると考えた。
 A-15号機の外見状の特徴は胴体帯が日の丸に掛かってしまっているが、
これは菅野大尉の乗機とするあたり其れまでの1本帯から
2本帯にしなければならないのだが、既に帯の前方に 撃墜マークが描かれてしまっている事から、
即存の帯の後方へ仕方なく帯を描いた為に新たに描いた帯が
胴体の日の丸に掛かってしまったと思われる。

情報、監修、解説、優一郎さん・masaさん
作画、ta.gucci
2005年9月13日
 2015年6月17日更新


川西局地戦闘機 紫電21型甲(N1K2−Ja)
Navy Kawanishi Intercepter Fighter Shiden 21kou(Shiden-kai)
紫電改 343空 戦闘701飛行隊
松場秋夫少尉機

 
今回は有名な割には資料が少ない343空・戦闘701飛行隊の紫電21型を紹介する。 
作図の元になったのは、
元701飛行隊の搭乗員A氏が当時描かれた「343ーC71号」のスケッチ画で、
胴体右側面に11個の撃墜マークが描かれている。 
撃墜マーク詳細は添付の図のように、
F6Fと思われる黄色の飛行機に赤い矢が刺さったデザインで、
こちらはA氏が所持されている撃墜マークの写真から忠実にトレースしたものである。
車輪カバーには機番号「71」が赤で書かれているが、
これは「すべての機体に書かれていた訳ではない」との由だが、
かなりの機体に書かれていたことが現存写真でも確認出来る。 
スピナ先端の色は「終戦間近になって全機黄色に統一した」とのことである。 
機番号の書体は、終戦時の大村空の格納庫内に残された
「343ーC6*号」の写真に基づいた。 
尚、A氏の言ではこの71号機は
「松場秋夫少尉(操練26期)が主用した」とのことである。


情報、監修、解説、優一郎さん、
作画、ta.gucci

参考資料:A氏のスケッチ、未発表写真、及び談話
     航空ファン(1974/9)、世界の傑作機bT3
 
 
 
 
 
 三四三空 戦闘三〇一飛行隊 公式慰霊祭
2005年3月18〜19日

写真提供・解説 301飛行隊隊友さん
 2005年3月18〜19日にかけて、
愛媛県松山市にて最後の三四三空 戦闘三〇一飛行隊 公式慰霊祭が行われました。

 代表世話人の笠井上飛曹をはじめ、元 搭乗員・整備員、ご遺族、ご関係者並び
に隊友、計27名の方々が参加されました。
18日の夜は、皆さん楽しく昔話などに花を咲かせ、楽しい一時を過ごされたようです。

 故磯崎大尉の奥様は、磯崎家の家宝となっている故磯崎大尉の勲章を
皆さんにお見せになり、笠井上飛層は、あの紫のマフラーをご披露なさりました。

 翌19日は、「源田の剣」の翻訳をなさった高木氏と地元在住で三四三空を調査されている方の
ご厚意で、旧松山基地跡(企業の工場内のため一般では立ち入り禁止区域)や
松山市内に残るコンクリートの掩体壕、弾薬庫(?)、記念碑などを案内していただきました。

 第二〇回そして戦後60年目の慰霊祭で一区切りをつけるという事は、以前からの
約束事でしたので、公式にはこれで最後となります。


管理者の私と代表の世話人である笠井さんと前回逢った時のお話をさせていただきましたが、
今でもあの優しい口調で「おまえ熊本から来たのか?」とお話された
姿を一緒に写った写真を見る度に思い出しています。



記念碑

301新撰組飛行隊 出撃の歌

作詞:分隊士 柴田正司
作曲:松山女子師範学校

1.
熱血みなぎる 五尺の身体
皇国護持の令旨をうけて
愛機と共に制空万里
撃ちてし止まん 撃ちてし止まん
今ぞ出で立つ 新選隊

2.
燃ゆる敵機は 炎と化して
真澄の空に墨絵をえがく
降魔の利剣見よ切れ味を
撃ちてし止まん 撃ちてし止まん
今ぞ阿修羅の 新選隊

3.
友よいななけ 勝利の翼
爆音雄々しく決戦場へ
此の鉄腕で宿敵撃たん
撃ちてし止まん 撃ちてし止まん
今ぞ吾等の 新選隊

記念碑
故磯崎大尉の奥様は、磯崎家の家宝となっている故磯崎大尉の勲章、
「功六級金鵄勲章」を皆さんにお見せになり、
笠井上飛層は、あの紫のマフラーをご披露なさりました。
 
 「注意」
マフラーの色なのですが、撮影時にフラッシュを使ったため、赤紫色(?)になっていますが、
実際は一般的な紫色の風呂敷と同じような濃い紫色でした。

 「金鵄勲章」とは
陸海軍の軍人の武功に与えられるのが勲章で、最も栄誉のあるものとされていたのが「金鵄勲章」です。
神武天皇の東征神話に出てくる「金の鵄」からこの勲章ができたとされていますが・・・。

掩体壕

掩体壕内部

掩体壕(鉄筋入り)

弾薬庫(?)

弾薬庫(?)













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