新検証
零戦の型紹介52型
三菱編 A6M5

52型は徐々にUPして行きます。
今回は三菱製からスタートします。


2004年11月15日
監修、優一郎さん、masaさん
イラスト、新たに図面引きなおし(管理者)
参考資料、皆様の協力作画等、協力大歓迎
図面等参考、写真(三菱製52型 写真提供masa  Mr Ovid Need)
モデルアート社、零戦NO、242、
零式艦上戦闘機パート2(458)、
日本海軍の塗装とマーキング、
文林堂、傑作機、零式艦上戦闘機22-63型(NO,56)
グリーンアロー出版社 (大図解)零式艦上戦闘機
戦争と人物・2(潮書房・平成5年4月号)

闘う零戦(文芸春秋・2001年)
光人社「写真集零戦」(1999年版)

掲示版に書き込まれた記事、や本等の記事等参考に新たに検証

皆さんの御1人御1人の意見でこのページはできています、
だだ、私管理者の勘違い等がありますので間違い等見つけられたら
掲示板等でご連絡いただけたら幸いです、今後ともよろしく
三菱製極初期型
三菱製の極初期型の機数判定は現存写真が僅かしかない事から非常に難しいのだが、
22型「4−125」と一緒に写っている極初期の52型の胴体ステンシルには
「型式・零式艦上戦闘機五二型」「製造番号・三菱第3950号」?と読めることから、
3904号機から単排気管が機体に装備されたのでは無く少なくとも3950号機(通算46号機)目までは
集合排気管が装備されていたと考えられる。

ソロモン方面
上の零戦2機 手前極初期型52型 4−125は22型
写真提供・杉山さん
三菱製初期型
集合排気管から単排気管に移行した正確な機数は不明だが、
恐らく3954号機(通算50機)前後辺りと推測され単排気管への変更に伴いカウリング自体が
新設計の物に変更され胴体側面には耐熱板が装備れていないと思われる。
 

381空52型 豊橋基地
三菱製後期型

4551号機(通算647号機)以降の機体では、車輪覆の焼損対策として最下部の
排気管の長さが80mm短縮され同時に胴体側面の焼損対策として耐熱板が付けられたものと推定されるが、
三菱では伝統的に「1gでも機体を軽く!」との方針や
堀越二郎氏の「設計は理論的に優れたものでなければならない。」との信条から
必要最小限の大 きさの耐熱板が採用されたものと思われる。


203空

 

昭和19年頃から未熟な工員や学徒が機体の生産ラインの現場に動員される様に伴い、
十分な生産冶具も無く外注部品に寸法誤差が在る状況ではアクセスドアやフィレット等の
ビス孔は現物合わせによる目分量で孔開け作業が行われ機体に取り付ける際は
リベット止め弾性ナットをタップで仕上げられていた。
しかし飛行を行うとこれらの弾性ナットはは全く利かず、何れのビスにも緩みが生じてしまう状況から
ビス長を長くする等の一時的対策が取られていた。


三菱製の機体に関しては32型で滑油冷却器の後部に開閉シャッターが取り付けられてからは、
空気取入口はフェアリングのみとなっている。
零戦52型 写真提供masaさん  MrOvid Need、 
デルタ出版
二次使用・無断転用厳禁
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